鋳物の熱変形
鋳造された製品の寸法精度を維持するため、製品内の残留応力を把握し製品強度を満足させるため、鋳造での熱変形を解析することは重要です。
この実施例として、金型内での鋳物の熱変形を示します。
Fig.1 充填完了後の鋳物部分の温度変化
Fig.2 金型内での熱変形とミゼス相当応力(変形量は確認の為に変倍)
解析結果を見ると、温度変化に伴い鋳物部分は収縮して行きますが、金型内で拘束されている為に拘束部で変形が抑えられています。本モデルでは、円筒部にパイプを鋳包んでいる為、円筒部での収縮応力が大きくなっています。